音楽と服

音楽と服について好き勝手に語ります

ダンスミュージック

2022年iTunes私的再生回数ベスト5

今年もあと早いもので,残り一週間を切った。 このブログを書くようになってから一年とちょっと。また昔みたいに音楽をよく聴くようになった。 実は昨年まで5年近く,贔屓にしているアーティストの新作を別にすれば,聴いたことのないジャンルやニューカマー…

YMOとメタファイヴの「制服」比較から,内包されたメッセージを読み解く

朝から仕事をしながら,YMOの「パブリック・プレッシャー」(1980年)とメタファイヴの「METAATEM」(2022年)を繰り返し聴いている。 sisoa.hatenablog.com 最近,YMOのメンバーが着ていた「人民服」についての考察記事を書いたせいで,高橋幸宏関連のCDを聴く…

YMOの「人民服」が私たちに語りかけること

今月の「メンズ・ファッジ」をパラパラとめくっていると,「カルチャー」のページに紹介されている本に目が留まった。 その本のタイトルは,「音楽とファッション」。 音楽とファッション 6つの現代的視点 作者:青野 賢一 リットーミュージック Amazon まさ…

Do you Remember?

「Do you Remember?」 運転中にカーラジオを聴いていると,ナビゲーターが突然,私に呼びかけた。 そのフレーズからすぐにその意図を察した私は 「くるな。」 と身構えて待ったが,「あの曲」はかからない。 再びナビゲーターが問いかける。 「Do you Remem…

日本人は四つ打ちのビートが好きな民族なのです。なぜなら

私はこれまで,フジロックなどのフェスも含め,洋邦問わず多くのアーティストのライブに何回も足を運んできた。 数が多いので,当然心残りなことはいくつかあるのだが,その中でも一番の後悔が2008年のフジロックだ。 その後悔とはこの年,二日目のヘッドラ…

世紀末のダンスミュージックはいまも未来を照らし続けている

昨日は長男の小学校で個人懇談があったので,車で出勤し,昼過ぎに早退した。 私の職場から息子の小学校からは下道で40分ほどの距離があるが,海沿いを通るルートと都市高速下のバイパスを通るルートがある。 どちらも距離的にはそう変わらないので,眺めの…

ダンス・ミュージックとの向き合い方〜ザ・チェインスモーカーズの新作に寄せて〜

私が毎日通勤で乗っている電車は,JR線と地下鉄線が接続している。途中の駅でJRと市営地下鉄で切り替わるので,運転士が交代し,そこから地下に潜る。 地下鉄に潜るまで,JR線は海沿いを走っている。 途中,短いが海がひらけた場所を走るポイントがある。 そ…