Tシャツは語る
いきなりふざけたパロディでごめんなさい。
村上春樹「村上T」へのオマージュとして,今回はお題の「好きな○○10選」を,「好きなライブT10選」としてお送りします。
ブログコンセプトに則って,私がこれまでかき集めてきたライブTと,その思い出を綴っていきます。よかったらお付き合いください。
1.Oasis(2009年日本ツアー)
オアシスのツアーT。
2009年にオアシスがインテックス大阪でライブしたときに購入。
初めて観た生のオアシス。1曲めの「ロックン・ロール・スター」では鳥肌が立った。
ただ,残念だったのは,リアムの喉の調子と音響があまりよくなかったこと。
奇しくも,単独の日本ツアーは現在のところこれが最後となった。
故に今でも大切に保存している一枚。
2.フジロック06
2006年フジロックTシャツ。
サッカーW杯が開催された年だったので,当時の日本代表ユニをモチーフにしたデザイン。バックプリントは出演者のリスト。
初めて参戦したフジロックの記念T。
ライブも楽しかったが,そこに至るまでの珍道中もまた強烈な思い出。
九州からの参戦で,初めてだったこともあり,羽田~東京駅経由の夜行バスで苗場に直行というかなり強行軍なルート。
木曜の夜9時過ぎに羽田に到着し,そこからバスで3時間以上。
途中のSAで同行していた友人のKとうどんを掻き込んでいた。
友人Kは過去記事でも登場している,風呂部の仲間だ。
ふいにKの携帯が鳴った。Kが応答すると,別の友人Mからだった。
二人で日常を忘れているところ,ふいに現実に引き戻された。
以後,Mは私とKにより「現実よりの使者」Mとして時折ネタにされることになる。
3.フランツ・フェルディナンド(フジロック2006)
レコードをデザインモチーフにしたなかなかお洒落な一枚。
2006年フジロックは,初日がフランツ,2日目がレッチリ,3日目がストロークスと,豪華なラインナップだった。
このTシャツを着ていると,英語教師をしている知り合い(英国出身)が「オー!フランツ・ファーディナンド!」と反応してくれた。
あっちの人は「ファーディナンド」と発音するんだね。かっこいいね。
4.フジロック08
2008年のフジロックT。
この年は友人と都合が合わず,一人で参戦。
プライマルスクリームのライブ後に,芝生に腰掛けて見ず知らずのお兄さんと一服しながら,UKロック談義した。
ひとしきり話した後,お兄さんは「おしっこしてくるね」と腰を上げ,それから戻ってこなかった。
5.フジロック09
風呂部の友人Kと参戦。
この年は初日のヘッドライナーがオアシスだった。
モッシュピットの5列目くらいにKと共に陣取っていたが,バンド登場時の喧騒によりKが履いていたスリッパ(クロックス)が片方脱げ,裸足となってしまった。 Kは泣く泣く戦線離脱を余儀なくされた。
今となっては,フジロックにクロックスを履いて参戦するなど,山を舐めていたとしか思えない。
まあ,私もクロックスだったが。
ちなみに,この年は春の単独に続きオアシスは2回目だったが,春に比べてこちらの方が遥かにバンドの調子(リアムの喉も)がよかっただけに,直後の解散は悔やまれる。
6.フジロック11
2011年のフジロックT。
この年から,友人Kに加え,「現実よりの使者」Mも仲間に加わった。
Mはキューブ型着火剤をはじめ,充実したキャンプ道具を導入し,参戦5年目にして温かい食事を摂れるという革命が巻き起こしてくれた。
ライブ体験では,ザ・ミュージックの解散ライブが忘れられない。
ザ・ミュージックでこんなに踊れるとは!
計8回をフジロック参戦を振り返ってみても,最も思い出深いライブといっても過言ではない。
ちなみにこのTシャツはデザインもなかなかポップなため,最も使用頻度が高かった。
7.フジロック16
2016年のフジロックTシャツ。
現在のところ,この年が最後のフジロック参戦。
Mと二人で行ってきた。
ベックが二日目のヘッドライナーだった。
エンターテイメントのショーとしては,文句なしに素晴らしいステージだった。
隣で一緒に観ていたMは,ベックのCDを持っていなかったため,しばらくすると折り畳み椅子に腰掛けて寝息を立て始めた。
しかし,「モーニング・フェイズ」のメロウな曲が流れ出したら,ムクリと起きて聞き耳を立てはじめた。
確かに,ベックはアップテンポナンバーよりも,メロウな曲のほうがライブでは映えた。
8.サマソニ07
自分では行ってないが,Mが行ってきて土産にくれた。
感想を聞いたら,B'zの「ウルトラ・ソウル」のときオーディエンスのジャンプで,マリンスタジアムの床が揺れたと言っていた。
9.グレイプバイン(2007年)
07年の「ママとマスター」ツアーT。
グレイプバインのツアーには計4回ほど足を運んだが,この時期にはバンドは一つの充実期を迎えていたのは間違いない。
このTシャツもデザインと色味が好きで,よく着た。
だいぶ痛みはしたが,大切な一枚です。
10.番外編:人差し指のTシャツ
これはライブTではないが,よくフジロックで着ていたTシャツ。
2008年頃アウトドア系のセレクトショップで購入。
その後10年くらいは着た。もうよれよれ。
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以上,偏愛Tシャツ特集でした。
どれもヨレヨレで,大変失礼しました。
もう着てないTシャツがほとんどだけど,捨てられないんだよなあ。こればっかりは。
でも思い出を語れる品があるのは,幸せなことですよね。
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。