音楽と服

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コロナ・ロック・プレイリスト~ポール・マッカートニー「NEW」~

コロナ陽性になった。

一昨日から鼻水,関節痛がひどいと思っていたが,昨日検査して即陽性が判明。

 

しかも息子2人と妻も陽性。

4歳の次男だけは平熱で元気だったので検査を免れたが,そもそも彼が月曜に発熱していたから,おそらく感染源だろう。

 

つまり仲良く家族全員陽性ということだ。

コロナ一家だ。

 

症状だが,まず次男は月曜の朝一瞬37度台後半の熱が出たが,その後は平熱。その日一日様子見で家に置いたが,元気だったので翌日は保育園へ。

 

ところが翌日火曜は長男が38度の熱を出してダウン。

保育園に行っていた三男も37度後半の熱を出して帰ってきた。

 

この頃には私自身も熱はないものの,倦怠感と咳,鼻水が止まらずコロナを疑わずにはいられない状況であった。

同様に妻も月曜くらいから喉の痛みを訴えていたので、かなり怪しい。

 

という事で,昨日から完全に巣篭もり生活に入りました。

まだ二日目なのでなんとも言えないが,長男次男は早めに熱が下がり,元気いっぱい。

三男も,昨日は39度の熱が出ていたが,今日になって熱もだいぶ下がり,普段の元気さを取り戻している。

 

問題は我々大人で,倦怠感や関節痛,咳がおさまらない。

おまけに私に至っては味覚、嗅覚障害らしき症状が出ているのが一番の悩みで,何を食べても味がしない。

 

美味しいはずのものを美味しいと思えないというのは,思いの外辛いことなのだと,味覚を失って初めて気づく。

多くの場合は2週間程度で治ると聞くけど,早くよくなることを願うばかり。

 

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あまり暗い話ばかりしていても仕方ないので,コロナ禍の在宅でもできることを考えている。

 

子どもたちがAmazonプライムビデオを観ている間は,ベッドでゴロゴロできるので,iTunesをシャッフルにして好きな曲を聴いていた。

 

体調がすぐれないからと言って,普段と聴く曲の傾向が変わるとは思えないけど,今日特に私の琴線に触れたのは,ポール・マッカートニーの曲だった。

 

ポールと言えば,ザ・ビートルズのメインソングライターの一人で,ビートルズ解散後もウイングスなどのバンドで活躍してきた誰もが知っているロック・スターなのだが,この日の曲は「NEW」。

 

2013年に出たアルバム「NEW」のタイトルトラックだ。

 

イントロから「おっ」と思わせる。

 

誰の曲だ?

ポールか!

やっぱ凄いな!

 

久しぶりに聴いたけど,これがUKの新人アーティストの曲だと説明されたとしても,つい買ってしまいそうな圧倒的なポップ感がある。


この人の凄いところは,常にチャレンジングなところだ。

今だに,新曲で世界を驚かせるようとする気概に溢れているし,実際それに成功している。


先月出た「ロッキング・オン」のインタビューで,


「みんなが古い曲を待ってるってことは,ひと目で分かるんだ。古い曲をやった時は,みんなが携帯を上がるから観客席が光って宇宙が煌めくようになる。でも,新しい曲の時はまるでブラックホールだ。でも気にしないよ。」


と悲しげに語っていたが,私は「NEW」も,2018年に出た「エジプト・ステーション」の曲もお気に入りばかりだ。

 

ポールの曲,しかも最近の曲に力をもらった。


過去の遺産で生きようと思えばできるだろうに,敢えてその道を選ばずチャレンジを続けるロック・スターの後ろ姿にはいつも励まされる。


負けねえぞ,コロナ。

NEW

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