2022年リリースの名盤でTシャツ作ったらこんな感じ
昔の「ロッキング・オン」のディスクレビューを読んでいたら,U2の「ポップ」が紹介されていた。
これは97年に出たU2の作品で,勿論所有してているのだけど,実はアルバムを買うより先に,このジャケデザインのTシャツを手に入れていた。
大学生の頃,古着屋で見つけて1500円くらいで買ったTシャツだ。
だいぶヨレてはいたが,タイトル通りポップなデザインで,下にリーバイス501のダメージジーンズなんかを合わせてよく着ていた。
学生の頃は,大学の近くに小さな古着屋がたくさんあったので,講義の合間によく古着屋巡りをしていた。
バンドTもわりと置いてあったけど,多かったのはアイアン・メイデンやKISSなどHR /HM系のバンドのばかりで,そちらにはあまり触手が動かなかったので,ブリティッシュ・ロック勢のTシャツは貴重だったのだ。
古着のバンドTを着ていたのはさすがに学生時代までで,社会人になってからはライブやフェスに行ったときに買うようになったけど,デザイン的にいかしているTシャツは意外と少ない。
それでも,例えばピンク・フロイドの「狂気」なんかTシャツにしたらお洒落なアルバム・ジャケットも中にはあるわけです。
そこで,今年リリースされた作品の中で,Tシャツにしたらお洒落なのではないかと思われる作品をいくつかピックアップしてみました。
よければ,暇つぶしに見ていってください。
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1 ジャック・ホワイト「エンタリング・ヘヴン・アライヴ」
1点目は,今夏にリリースされたジャック・ホワイト「エンタリング・ヘヴン・アライヴ」のジャケット。
このジャケットに写っているのは「60年代にロシア政府がプロバガンダで撮った」写真なのだそうで,ジャック曰く「彼女は生地を作る綿を集めていると思うんだけど,でもそれを広げているようにも見える。または彼女が光の中を通り抜けているようにも見えるし,巨大なハープを演奏しているようにも見える。つまり見る人によって色々な見え方と意味が生まれる。」のだそうだ。
色々な角度から物事を見つめてほしい,つまり曲に触れてほしいという制作者(ジャック)の意思が垣間見えるジャケ写の選定になっている。
ちなみに,このジャケットをTシャツにするのであれば,黒地がベストだろうと考えた。
さらに,ジャケ写のみのシンプルなデザインにしたほうが謎めいた感じでよろしい。
ジャック・ホワイトのアルバムジャケットと知らなかったら,「いったい何の写真だろう?」と思わずにはいられないデザインだ。
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2 アークティック・モンキーズ「ザ・カー」
2点目は,4年ぶりの新作をリリースしたアークティック・モンキーズ。
ボーカルのアレックスがこのデザイン画を偶然見つけた時に,
「新作のタイトルは『ザ・カー』にしなければいけない。」
と思ったのだそうだ。
こちらはベタだけど,バンド名と作品名を上下に配してみた。
バンド名の方はデザイン画にも多く使われているベージュっぽい色に,作品名は黒にしてバランスを取った。
なんか,実際に出回ってそうなデザインだけど,あるかもしれないですね。
もし出ているのであれば,是非購入したいジャケ写のクオリティです。
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3 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「アンリミテッド・ラブ」
3点目は,ジョン・フルシアンテ再復帰後初めての作品「アンリミテッド・ラブ」のジャケット・デザイン。
こちらは敢えて左胸に小さめにプリントするようなデザインに。
お馴染みレッチリのマークがネオンになっているポップなデザインをさりげなく配置している。
来年2月には遂に日本公演が決定しているレッチリ。
セットリストも勿論だが,ツアーTはどんなデザインになるのか,今から気になるところだ。
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私はライブやフェスに行ったら大抵Tシャツを購入している。
「ツアーTやバンドTなんか,普段使いしないから買わなくていいじゃないか。」
という人も中にはいるが,外になんか着ていかなくてもよいのだ。
そのTシャツを持っていることで,思い起こすライブの情景や興奮があるから。
5年くらいライブに行けていないので,昔行ったライブやフェスの記憶を手繰り寄せるには,思い出の品を眺めるのが一番だ。
だから,ベッド下の収納には,ライブやフェスに行くたびに肥しが増えていく。
しかも,これがなかなか捨てられないのだ。
しかし,U2「ポップ」のTシャツはいつの間にかなくなってしまった。
今,私の手元には中古レコード屋で200円で買ったアルバムのみがある。
そこから,一曲ご紹介。
これがU2?と思うようなディスコティックでキラキラなナンバーです。
タイトルもそのまま,「ディスコティック」。