音楽と服

音楽と服について好き勝手に語ります

私がフジロックを愛する10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

 
2006年に初めて参戦して以来,2008年,2009年,2010年,2011年,2012年,2014年,2016年と計8回苗場の地を踏んできた。

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はてなブログ10周年特別お題も今日が最終日ということで,私がそこまでフジロックに魅せられた10の理由について綴っていきます。
 

理由1:ラインナップが秀逸

フジロックでは観たいアーティストと出会うことができる。
私がこれまでフジロックで観ることができたアーティストを列挙してみる。
Oasis,Red Hot Chili  Peppers,ColdplayMuse,Strokes,UnderworldRadioheadBeckPrimal ScreamWeezerThe Stone Roses,The Music,Basement Jaxx,Frantz Ferdenand・・・and more!
大体観たいアーティストは観てきた。
なかなかのメンツじゃないかと思う。
後は,blurを観られたら満足。
グリーンステージで「テンダー」を聴くことができたらもう思い残すことはない。
 

理由2:自然と触れ合える

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ホワイトステージへ向かう遊歩道
私は「フェス好き」ではなく「フジロック好き」だ。
サマーソニックに行きたいとは思わない。
なぜフジロックがいいかと言うと,苗場の自然が好きだから。
自然の中にあるステージばかりなので,雨が降ってきても雨宿りはできないし,下はグチャグチャになるしで結構大変なのだけども,その分非日常感を味わうことができる。
それも三日目ともなると「もういいよ」と思うのですけどね笑。
 

理由3:ご飯が美味しい

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賑わう屋台
会場内にはオアシスエリア,ワールドフードエリアなど,様々な屋台が軒を連ねる。
名物は「もち豚」や日本酒。外国の屋台のでは「ケバブ」が美味い。
ビールはハイネケン
丼物とビールを注文したらそれだけで1500円は飛ぶのだが,さすがごはん処。
味は確か。
そして,フェスで朝から飲むビールって,なんであんなに美味しいのでしょう。
 

理由4:休憩スポットがある

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冷たい小川でポカリはキンキンになる

 ライブに疲れた時や,さして観たいアーティストがいない時には,いつも行く場所がある。

それは,ホワイトステージの脇を流れる小川。

ここは増水時以外は誰でも入れるようになっているので,川面に折り畳み椅子を置き,裸足になって,足を冷水に浸しながら読書に耽る。

一日のほとんどをこの小川で過ごしたこともある。

もはや何をしに来ているのか分からなくなるが,このような時間も含めてフジロックの魅力だ。

 

理由5:キャンプサイトで気ままに生活できる

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キャンプサイトの様子
苗場プリンスホテルなどの宿泊施設に泊まる人も中にはいるだろうが,フジロック期間中はキャンプサイト泊という人が大部分ではなかろうか。
キャンプサイトはゴルフ場の一角にあり,かなりの広さがあるので場所がなくなるということはないと思うが,やはりいい場所はすぐに埋まってしまう。
いい場所・・・。
ベストは,木陰がありなおかつ平坦な場所だ。
フジロックは夏期間の開催だ。
山の夜は涼しいのだけど,夏の朝日は強烈で,直射日光に当たると8時前にはテントの中は蒸し風呂状態になる。
そのため,できれば木陰にテントをはるのがベスト。
しかし,私たちの場合仕事後に九州から駆けつけるという地理的ハンデの為,どうしても木曜深夜の到着になる。
当然少ない木陰エリアは全て埋まっている。
そうなると,後は平坦なエリアを探して奥へ奥へ進むことになる。大抵は10分も歩けば見つかる。
 
キャンプはフジロックの醍醐味だと思う。
友人と一緒なら,テントの外に椅子を置いて,コーヒーを飲みながら一服するのが,実はもっとも味わい深い時間なのではなかろうかとも思う。
 
ちなみに,平坦な場所を選ぶことは大切です。
一度どうしても場所が見つからず仕方なく斜面に設営したところ,就寝中に友人が転がってきて,その重みで起こされたこともある。
 

理由6:夜には夜の楽しみ方がある

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ライトアップ

ライトアップがとても綺麗です。

奥地にあるフィールド・オブ・ヘヴンからホワイトステージへ向かうボードウォークなんて森の中のライトアップに趣向が凝らされてる,所謂「映え」スポットです。

 

今ではやらなくなったけど,オレンジコートという最奥のステージが存在した頃には,オール・ナイトフジをそこでやっていて,夜通しDJセットで誰かがプレイしていて,深夜まで踊りまくって最高でした。
 

理由7:アーティストの意外な素顔に迫れる

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リハ中のGRAPEVINEボーカル田中

 ヘッドライナー級のアーティストともなると,ステージ前のチューニングとかはローディーがやってるけど,これを本人がやることがたまにある。

有名どころでは,モグワイロン・セクスミスGRAPEVINEは本人が出てきてやっていた。
モグワイの時なんて,小川で休んでたら急に爆音が鳴り響いたので,すわ始まったかと思って慌てて行ってみたら,なんと本人達が出てきて音合わせをしていた。
GRAPEVINEの時にも,ボーカル田中が普通に出てきてギターをかき鳴らし始めたので,飛んでいって写真を撮りまくった。
普段はこんなに近くで見れないので,これもフェスの醍醐味と言えそう。
 
 

理由8:ドラゴンドラの誘惑

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ゴンドラからの景色

フジロックのもう一つの楽しみ方。

それは,ゴンドラ(ドラゴンドラ)に乗って 更に高地へ行くことができるということ。

行った先に何があるかは・・・言わないでおきます。

そもそも,このイベントまだ存続しているのだろうか?

ともかく,着いた先はステージがある場所よりも気温3度は軽く低い。寒かった。

 

行き帰りのゴンドラも結構揺れる。

私が乗った時には,私の連れの友人二人と,男女三人組と相席になった。

強烈に覚えているのが,三人組のうちの女の子が連れの男の子二人にずっと愚痴をこぼしていたこと。

その女の子は,友達カップル(彼氏のほうをKJと呼んでいた)のために自分は色々世話を焼いているのだが,全く無礼な振る舞いをされるので腹が立つという内容だっだと思う。

「本当にKJはあんな女のどこがよくて付き合ってるんだろう?」

「KJは・・・」

やたら「KJ」の名が出てきて耳にこびりついてますが,今振り返ると,きっとその子はKJのことが好きで,嫉妬のあまり愚痴ってたんだろうなあと思わないでもない。

 

今となってはどうでもいいけど。

もともと催していた吐き気がひどくなったのは確かだ。

 

理由9:それぞれのスタイルで楽しめる

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グリーンステージ後方から

 初めてフジロックに行った時には,とにかく物珍しくて,朝から晩までモッシュピット(最前方のスタンディングエリア)に張り付いていたが,さすがに体力がついていかない。

モッシュピットで観るのはよほど聴きたいアーティストの時に限られるようになった。
直近の2014年,2016年では一度もモッシュピットには行っていない。
ではどうするかと言うと,エリアの後方,シートなどが広げられるところで,折り畳み椅子を出して腰を下ろし,ビールを飲みながら楽に楽しむようにしている。
踊りたくなったら立ち上がって踊る。
疲れたら座る。
これだけで十分楽しめます。
 
 

理由10:苗場の地そのものがもつ磁力

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晴れた日のグリーンステージ

フジロックの魅力を一つ挙げよと言われたらこれを挙げる。

結局はその場所,そしてそこに集まってくる人たちが好きなのだ。

夏になったら,あの場所に戻りたいといつも思う。

 

どの場所に穴ぼこがあるのか,どの場所に腰掛けやすい石があるのか,今目を閉じてもすぐにその場所のイメージ,というか映像で浮かんでくる。

そして,降ってくる雨の匂い。土の匂い。

 

あの場所にしかないものがある。

だからこそ,どんなアーティストがくるとかは最早関係なく,またあの場所に戻りたいと思う。

 

I'll be back.

きっと!!