2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
誰しも,これまでの人生における「忘れられない一枚」があるのではなかろうか。私にとってのそれは,ザ・ストーン・ローゼズの「 THE STONE ROSES」である。このアルバムの魅力を言葉で表現するのはなかなか難しい。音の輪郭ははっきりしていないし,ボーカ…
先日,博多駅の大型書店を訪れたら,ずっと探していた「ロッキング・オン」の最新刊がようやく見つかった。 「JAPAN」は小さい書店の音楽コーナーに置いてあることも多いが,「ロッキング・オン」は最近ではまず見かけない。 タワーレコードなどの大型CDショ…
最近,ケンドリック・ラマーのアルバムを聴いている。 ヒップ・ホップだけは,昔からどうも食わず嫌いしていたのだが,ここ数年のポップ・ミュージックの動向を見ていると,どうにもそこはスルー出来ないと思うようになったからだ。 デヴィッド・ボウイも,…
高校最後の夏休み。 私が通っていた高校は,地元では一応名門として認知される学校だった。 ただそれも地元の人たちの感覚で,偏差値がそこまで高いわけではなく,あくまで「田舎の名門」というくらいのレベルだった。 まあそれでも,大半の生徒が受験勉強を…
私は宇多田ヒカルと同じ1983年生まれである。 学年は彼女のほうが一つ上だけど,まあ同世代と言ってもよいだろう。 この世代は,なんとも中途半端な世代で,いわゆる就職氷河期世代の下,ゆとり世代の上で,その狭間世代と言ったところか。 物心がついた頃…
レッチリの新作が出るそうな。 お恥ずかしいことに,全然動向を把握しておらず,普段から交流させていただいている,トビウオギタオさんのブログを読んでから知った。 「rockin'on.com」を確認すると,なんと7月25日に記事が出ていた。もう1ヶ月くらい前に…
8月になってからずっと,ジャック・ホワイトが今年になってリリースした二枚のアルバムを聴いている。 sisoa.hatenablog.com ジャック自身も語っていたが,この二枚の作品は対になっている。 最初に出た「Fear of the Dawn」 では激しいギター・リフをかき…
先日,久しぶりに子どもたちを連れて地域の図書館へ行ってきた。我が家の隣には区役所の出張所があり,そこには地域図書館も併設されている。やや小ぢんまりしているものの, 子ども用の絵本が充実していて,読み聞かせスペースもあるのでたまに利用している…
私はこれまで,フジロックなどのフェスも含め,洋邦問わず多くのアーティストのライブに何回も足を運んできた。 数が多いので,当然心残りなことはいくつかあるのだが,その中でも一番の後悔が2008年のフジロックだ。 その後悔とはこの年,二日目のヘッドラ…
ラルフローレンの公式LINEから,新着メールが届いていた。 そろそろ秋物の提案が始まっているようだ。 ラルフローレンと言えば,ドレスシャツ,カジュアルシャツもラインナップは豊富。 ラルフローレンLINE公式より引用 ラルフローレンのストライプシャツっ…
昔,「ロッキング・オン」に「俺ジャケ」というコーナーがあった。漫画家の天久聖一先生が,古今の名作アルバムのジャケットを勝手にアレンジして描きかえるという企画だ。アルバムのチョイスが絶妙で,しかも説明は一切なし。デザインだけで勝負という潔さ…
コロナでの療養も1週間が経った。 ぼちぼち味覚・嗅覚障害も改善されてきた。 コーヒーの匂いも分かるようになってきた。 匂いや味を感じられるって,とても幸せなことです。 今回罹患して一番よかったことは,そんな当たり前のことを再確認できたことかもし…
夏の 甲子園が始まった。コロナで家にいるしかないので,ずっとテレビを観ている。開会式の後,始球式があったのだけど,出てきたのが斎藤佑樹だった。ハンカチ王子だ。2006年の夏,田中将大との投げ合いを制して一躍国民的ヒーローになった佑ちゃん。内角高…
ジャック・ホワイトと言えば,若いロックリスナーからすると,今年のフジロックでヘッドライナーを務めた,シンガーソングライターなんだけど,やたらギターノイズの激しいおじさんって感じか。 そこそこ年齢のいったロックリスナーなら,「あのホワイトス…
コロナ陽性になった。 一昨日から鼻水,関節痛がひどいと思っていたが,昨日検査して即陽性が判明。 しかも息子2人と妻も陽性。 4歳の次男だけは平熱で元気だったので検査を免れたが,そもそも彼が月曜に発熱していたから,おそらく感染源だろう。 つまり仲…
地下鉄福岡空港駅の改札をくぐる。 時計を確認すると,18時10分だった。 19時発の羽田行きまであと50分ある。 よし,間に合う。 背中に背負ったノース・フェイスのバックパックは肩に食い込み,右手には折り畳みテント,左肩には折り畳み椅子を下げ,木曜ま…