音楽と服

音楽と服について好き勝手に語ります

秋深まる,トレンチコートとポール・ウェラー

昨日,早朝の情報番組で「夏の暑さは今日で終わり」と言っていた。

案の定,今朝は早い時間帯は朝日が差していたが,今は鉛色の雲が垂れ込み,冷たい雨が落ちてきている。

この雨でぐっと気温が下がるだろう。

 

ようやく,本格的な秋が始まる。

 

暦の上では秋になって2ヶ月経つのだが(立秋は8月7日)。

秋深まるこの季節。

長かった半袖シャツのシーズンに別れを告げる。

 

以前の記事で紹介した「FUDGE」11月号では,トレンチコート特集も組まれていた。

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スタンダードなベージュのトレンチ,グレーのニット,スラックスに白いTシャツ,靴下で色彩のバランスを整えている。

ちゃんとしたお洒落ですね。

 

トレンチコートと言えば,まず浮かぶのがスタカン,「スタイル・カウンシル」。

パンクバンドのザ・ジャムで若者のカリスマとなったポール・ウェラーが結成したユニット。

右側にいるのが,ウェラー。

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白のトレンチコートの下には白シャツ。

首元には,ギンガムチェックのスカーフをチラ見させてアクセントに。

ボトムのジーンズの折り返しも絶妙な幅と色。

足元はローファーで全体の印象を引き締めている。


この佇まいは,ちょっとそこらへんのアーティストには出せないオーラ。


アルバムも,ザ・ジャム時代からは一皮も二皮もむけた,大人の落ち着きと遊び心に溢れた秀逸作。

多分日本では,情報番組のオープニングに長年使われた「Shout to the top」が収録された「Our Favourite Shop」が有名だろうけど,個人的には「カフェ・ブリュ」のミニマルなつくりが好み。


秋のお洒落,楽しみましょう。