極彩色の男たち
LINEでラルフローレンの公式アカウントを登録しているのだが,先週新作ラインナップのメールが届いていた。
メンズはこのようなコーデの提案。
「ラルフローレンLine公式アカウント」より
カラフルなパーカーと,ダメージデニムでレトロな雰囲気を漂わせている。
自分が大学生の頃,こんな古着のパーカーやダメージジーンズが流行っていたことを思い出した。
大学の近くの商店街にも何軒か古着屋があって,講義の合間によく出入りしていたなあ。
ラルフのように,アメリカントラッドの代表とされるブランドもこのようなコーデを提案するようになったところを見ると,古着ブームも本格的には再燃してきていると見てよさそうだ。
古着と言えば,色彩豊かなロゴデザインや柄物の,所謂「極彩色」のイメージが強い。
対して,ロック系のアーティストは,モノクロの服を纏っているイメージが強いが,そこは時代のトレンドに合わせて,彩り豊かな服を身につける者もいる。
今回は,「極彩色の男たち」に焦点を当てた。
1 ポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソン
まずは,1983年の「セイ・セイ・セイ」でコラボした,ポールとマイケル。
「ロッキング・オン」より。
マイケルが着ているようなスカジャンぽいアウター,流行った。
鮮やかな青に,襟元,袖口の赤いラインも映える。
首元からインナーの シャツの柄が少し見えるのもかわいい。
ポールが着ているカーディガンも,シルエットからは時代を感じるけど,ボタンがたくさん付いていて,ポップな印象。
それにしても,この二人が一緒に歌ってレコードを出したなんて,今から考えると(昔もそうだろうけど)大変な贅沢ですね。
2 マニック・ストリート・プリーチャーズ
続いては,マニックス。
当ブログではあまり触れてかなかったが,私は彼らの鳴らすロックンロールと生き様が結構好きだ。
初期衝動の勢いだけでねじ伏せるような,尖っていた初期の作品群もいいが,2000年代に入って円熟味を増した彼らの作品も好き。
紹介するのは,ギタリストのリッチーがまだ存命中,四人だった頃のマニックス。
「ロッキング・オン2013年1月号」より。
90年代初頭の写真だと思われるが,パンキッシュな装いだ。
リッチー(左端)のシャツには血塗られたような赤に「LONDON」の文字。
その佇まいと儚さは,出てきた頃のリバティーンズ,ピート・ドハーティに通ずるものがある。
ドラムのショーン(右から二人目)が着ているシャツの,斜めに入ったイエローのラインも印象的。
初期のマニックスの写真を見ていていつも思うのだが,この人たちは若い頃のほうがお洒落だな。。
音楽的には最近の作品のほうが好きですが。
3 クーラ・シェイカー
最後に登場するのはクーラ・シェイカー。
「ロッキング・オン」2010年10月号より
この写真は,フジロックに出演した際のもの。
「王子」クリスピアン・ミルズは目の覚めるような真っ赤なパンツ。
この衣裳でグリーンステージに登場した,クリスピアン率いるクーラ・シェイカー。
「キャッチ・ザ・サン!」
のかけ声で大きくジャンプしたクリスピアンの姿と,その後の
「ヘイ,デュード!」
の大合唱は今も脳裏に焼き付いている。
久しぶりに聴いたけど,やっぱ名曲。
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「極彩色の男たち」にスポットを当ててみた。
私自身,長らくモノクロの服がローテの中心であり続けたが,今夏あたりから久しぶりに色を加えていこうと思っている。
今朝はどんよりした曇り空だけど,気持ちはカラフルに楽しくいきたいものです。
それでは,よい週末を。