音楽と服

音楽と服について好き勝手に語ります

レッチリ私的ベスト10

先日,出勤時にタイムカードをかざしていたら,そばのデスクにいた上司(女性)から唐突に

「趣味は何ですか?」

と聞かれた。

 

その藪から棒さ加減に少し面食らいながらも

 

「音楽フェスによく行ってましたね。」

 

と答えると,椅子に深く腰掛けていた彼女はこれまた唐突に身を乗り出し, 

 

「へえ。誰が好き?」

 

と重ねて聞いてくるので

 

「そうですね。最初にフジロックに行った時には,レッチリが目当てでしたね。」  

 

と答えると,

 

「あら!私も好きよ。あの,女のこがピアノ弾いてるアルバムがあったよね。」

 

「ワン・ホット・ミニット」かな?

なかなか渋いところを突いてくる。

 

その後上司は私が知らないいくつかの曲名を誦じた後(おそらく初期の楽曲群),

 

「今度sisoaさんの好きなレッチリ10曲教えてよ。」

 

とリクエストがあったので,

 

「了解です!」

 

と答えておいた。

 

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自分で言うのも何だが,社交辞令で終わらせないのは私の偉いところだと思う。

 

今日,昼からレッチリの私的ベスト10曲を選んでプレイリストをつくり,ディスク作成した。

 

この通り,レーベルも焼いた。

写真は2016年フジロックのグリーンステージで私が撮ったものだ。

バンドの調子はイマイチだったが,今となってはギタリストのジョシュが参加した唯一の貴重なフジロックでのステージ。

 

 

少し見づらいが,曲目はこの通り。

上司はおそらく「ブラッド・シュガー・セックス・マジック」(1991年)あたりのファンク色の強い時代が好み。

 

だから敢えて,「カリフォルニケイション」(1999年)以降のチョイスにした。

 

1曲目はこれしかないだろう。いきなりぶっ込んでくるジョン・フルシアンテのギターノイズとフリーの無骨ならベースプレイが最高のカタルシスをもたらす「アラウンド・ザ・ワールド」。


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3曲目は誰もが認める名曲「スカー・ティッシュ」。

この曲を聴いているとなぜだか,行ったことのないカリフォルニアの夕焼けの映像が脳裏に浮かんでくる。


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4曲目は「テルミー・ベイビー」。

2006年の二枚組「ステイディアム・アーケイディアム」から。そこまで有名な曲ではないが,語りかけるようなアンソニーのボーカルが親密な雰囲気で,個人的には好きな曲。


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5曲目の「キャント・ストップ」。

忘れもしない,2006年のフジロック

冒頭のフリーとジョンのジャムセッションが,この曲のイントロに変わった時の会場の盛り上がりはちょっと忘れられない。

sisoa.hatenablog.com

 

 

ラスト10曲目は新作から「ブラック・サマー」。

フルシアンテ復帰を祝うかのようなザ・レッチリと言える名曲。

sisoa.hatenablog.com

 

 

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ということで,案外楽しめた私的ベスト10でした。

結構ミーハー路線でいってみたけど,レッチリ好きな皆さんはどうですか?

 

中高生の頃,好きなアーティストの私的ベストをカセットテープで作っていたな。

B’zの「Pleasure」「Treasure」に続く三枚目のベストを勝手に「Moreasure」(モレジャー)と名付けて選曲してCD作ったり。

 

懐かしい感覚でした。

 

明日,上司に渡そうと思います。