音楽と服

音楽と服について好き勝手に語ります

雑記

日本人が好きなロック,好きではないロック

先日,演歌と西洋音楽について考えたことを記事にしたのだけど,あれから歌謡曲っぽいメロディーを日本人が好むという持論を昔誰かがしきりに展開していたことを思い起こしていた。 sisoa.hatenablog.com それで,思い出したのは渋谷陽一だったということ。 …

はてなブログを見て買い物よもやま話

はてなブログを始めて1年と半年が過ぎようとしている。 私の場合は「sisoa」として今のブログを始める前に,別のハンドルネームで約3か月活動していたので,活動開始は昨年の2月末だ。 その間,様々な方のブログにお邪魔したり交流をさせて頂いたりして今日…

演歌と西洋音楽について

先日紹介した本「小澤征爾さんと,音楽について話をする」という本の続きを読んでいたら,小澤さんが興味深いことを語っていた。 sisoa.hatenablog.com 小澤:山本直純さんが持っていた「オーケストラがやってきた」っていうレギュラー番組がありまして,そ…

素敵な予感しかしない

中三のとき以来20数年ぶりに一日の中で1時間以上ラジオを聴くという生活を送っている。 代車ではあるが車通勤に切り替えたためで,毎日行きと帰りにカーラジオをかけっ放しにして運転している。 今日はスピッツの「涙がキラリ☆」が朝と夕方で2回かかった。 …

ヒッピー・ムーヴメントとファッションについて

先日,通勤中にカーラジオを聴いていたら 「ポール・マッカートニー,史上最高齢(80歳)でグラストンベリー・フェスのヘッドライナー出演を果たす。」 というヘッドラインニュースが流れてきた。 そうか。 ポールはもう80歳になるんだ。 ということは,2015…

繊維の世界はすごい

昨日,帰宅すると長男と次男が鉄砲ごっこをして暴れていた。 二人とも進研ゼミを習っているのだが,その付録が届いたので,それで遊んでいたようだ。 「危ない。」 と言って長男が持っているのを取り上げた。 こんなの。 「これ,何?」 と長男に尋ねると, …

音楽的ルーツと文体について考えたこと

「小澤征爾さんと,音楽について話をする」という本を読んでいる。 タイトル通り,作家の村上春樹さんが世界的マエストロ・小澤征爾さんと数回に分けて対談した時のことを書き下ろしたというものだ。 小澤征爾さんと、音楽について話をする (新潮文庫) 作者:…

極彩色の男たち

LINEでラルフローレンの公式アカウントを登録しているのだが,先週新作ラインナップのメールが届いていた。 メンズはこのようなコーデの提案。 「ラルフローレンLine公式アカウント」より カラフルなパーカーと,ダメージデニムでレトロな雰囲気を漂わせてい…

レンタル・カー

先月,「車がない」と題して,昨年10月に契約した新車がまだ納車されないことを少し愚痴っぽく記事にしていた。 その顛末。 sisoa.hatenablog.com 結論から言うと,納車はまだ。 ディーラーのお兄さんの釈明によると,八月末までずれ込むそうだ。 最早その…

父の日のサプライズ?

先週日曜のこと。 我が家の,リビングから台所に通じる戸に,貼り紙がしてあった。 我が家は,リビングを中心に台所,風呂手洗い場,寝室,子ども部屋,仕事部屋と各部屋が廊下なしで繋がっているという変わった造りをしている。 そのため,リビングから手洗…

ブックレットで振り返るオアシスのファッション遍歴

前回記事の,WEEZERのファッション遍歴を追う企画が結構自分の中で楽しめたので,他のアーティストでまたやれないかなあと考えていた。 sisoa.hatenablog.com CDが揃っているのは,オアシスだ。 そこで,オアシスのデビュー当初から解散後までのファッション…

「音楽」へのリスペクトに溢れたYOASOBI「THE BOOK Ⅱ」を聴いて

YOASOBIのCDを買った。 だから何? と言われたらそこまでだけど,私がですよ。 いつものCD屋で買った。 かれこれ10年近く通っている店だから,店員にも覚えられていると思う。 洋楽やジャズなどのCDを中心に買っていくので,「わりと硬派なチョイスをするね…

本物のトラッドマンは誰だ?

先日,仕事帰りにコンビニに立ち寄り,雑誌棚を眺めていると,「メンズ・ファッジ」最新号を見つけた。 手にとって表紙を確かめると,「今年は迷わずサマートラッド。」という特集タイトルが目に入った。 「なるほど,今回はそういう切り口ね。」 と思ったが…

ポロシャツとハマ・オカモトのルーツ

私はLINEにラルフローレンの公式アカウントを登録している。 たまーにチェックしているのだが,先日久しぶりに開いてみたら,面白そうな企画をやっていた。 ラルフローレンが定番として毎年春から夏にかけて展開している,豊富なカラーバリエーションのポロ…

私を野球に連れて行って

始まりは「プロ野球チップス」だった。 毎年3月になると店頭に並ぶようになるので,職場の同僚に買って行って,付録の選手カードで盛り上がるのが恒例だった。 だから今年も職場の分のつもりでまとめ買いしていたら,それを見ていた長男が 「カードが欲しい…

あなたの「無人島レコード」は?

「レコード・コレクターズ」が増刊号で出していた「無人島レコード」という企画本があった。 もう20年くらい前の本だけど,とても面白い企画だったのでよく覚えている。 企画の主旨は,あなたが無人島に行くとして,一枚だけレコード(CD)を持って行けると…

SDGsなコールドプレイのライブから,従来のロックンロールスター像を再考する

先週の金曜日だったか,仕事に行く前の慌ただしい時間帯に,つけっぱなしにしていたTVから聴き覚えのある曲が流れてきた。 確かコールドプレイの,一番新しいアルバムに入っていた曲だ。 歯磨きをしながらテレビを注視すると,こんな画面が目に飛び込んでき…

90年代奥田民生のファッションと現在のトレンドを比較する

前々回の記事では,「メンズ・ファッジ」の6月号を見ながら現在のトレンドとひと昔前のファッションとの共通点や相違点を検証していった。 今日も日中からゴロゴロしつつページを捲りながら,前々から思っていたことを確かめてみようと思った。 何かと言うと…

「想像すること」からしか行動は生まれない〜ベルアンドセバスチャンの新曲に寄せて〜

毎日購読させてもらっているradiomusicさんの記事に,ベルアンドセバスチャンの新曲が貼り付けてあった。 www.radiomusic.jp ベルアンドセバスチャン,通称ベルセバは,ずっと以前に一枚だけアルバムを買っていた。確か「天使のため息」という作品で,「ロッ…

トレンドは本当に繰り返すのか?

「メンズファッジ」の最新刊を買った。 季節的には,もはや春から夏へ…というタイミングなので,全体的に明るいトーンの装いの提案が多かったように思う。 ところで,ページを捲っていると,我々アラフォー世代にはNGとされていたような着こなしというか,組…

車がない。

私は現在,職場に電車+自転車で通勤している。 もともとは自家用車通勤をしていたが,今から5年前に赴任した職場が基本的に公共の交通機関以外での通勤が認められない場所だったので,そのタイミングで電車通勤に切り替えた。 その後に異動した先は自宅から1…

老人と海

「カラン,コロン」 少し重い扉を引くと,呼び鈴が乾いた音を立てた。 昔のまんまだ。何もかも。 お店の中はきちんと整理されていた。 カウンターにはカップやグラスが整然と並び,5,6あるテーブルの向こう側には,白いピアノが静かに佇んでいる。 30年前に…

スウィートソウル epの衝撃

新年度も早いもので,もうすぐ一か月。 いや,早くないか。 職場が変わったので,一日一日が過ぎるのが遅い。 でも,まずまずの日々だ。 悪くない。 こじんまりとした職場だけど,皆支え合っている。 赴任してすぐの頃,片付けをしながらキリンジを聴いてい…

Tシャツは語る2

前回記事で,村上春樹のエッセイ「村上T」に触れたが,世の中に本当に様々なTシャツがある。私自身のコレクション(と言ってもどれもかなり着ていて,傷みも激しいのだけど)については以前紹介したことがあるが,夏フェスに行けば,アーティストの皆さんは…

お酒とロック

新しい職場で,予定されていた歓送迎会が中止となった。 コロナが再拡大の様相を見せ始めているし,仕方がない判断だと思う。 正直,そのような事態は一昨年の春から世の中がコロナ一色に染まって以来何度となく繰り返されてきたのでむしろ慣れっこになって…

100回目の御礼

この度,ついに100回目の投稿となりました。初投稿から実に203日。これもひとえに,読者の皆様のおかげです。当ブログは「音楽と服」に関する話題について語り尽くすことをコンセプトに,昨年9月に開設しました。好きなことについてなら長く続くかと思い,1…

スリルと情緒の「アダプト」

UNIQLOの黒スウェットパンツ,+Jの黒パーカーに最近購入したグリーンのノース・フェイスのキャップを被る。 ダントンのショルダーバッグには財布とスマホ,イヤホン,定期券と文庫本だけ放り込み,玄関のドアを開けた。 春先の冷気が一瞬で全身を包む。 ス…

ありがとう,さようなら

4月1日付けで新しい職場への異動となる。 今日は,今の職場で最後の勤務日となった。 本当は昨日で最後にするつもりだったが,片付けが終わらず今日に持ち越し。 まあ,息子2人を連れて片付けようにも,なかなか捗らないのは仕方ないだろう。 本人たちはチ…

本を「読む」,音楽を「聴く」とは~養老孟司「ヒトの壁」から考えたこと~

最近書店で買った養老孟司さんの本に,以下のようなことが書かれていた。 「ああすれば,こうなる」が成立するように人は社会を構築する。それが都会である。意識の産物であり,理屈が重視される。 その理屈通りにならない可能性のあるものは,徹底して排除…

ベスト盤は好きですか?

私は正直,あまり好きではない。 ベスト盤のことである。 じゃあなんでわざわざ記事にしたのか。 理由がある。 昨日,仕事が休みだったので,三男を保育園に,妻と次男を病院に送った帰りに例のCD屋に立ち寄っていつも通り物色していた。 sisoa.hatenablog.c…